帝都掃討 @ 高円寺 20000V

OPERATION CLEANSWEEP, ANENZEPHALIA, INADE, MONTAGE, NOISEUSE
2006/3/21
高円寺 20000V

相変わらず幅広すぎる客層に目眩…何故この人がパワエレを、という感じの人も多い。物販にて来日記念盤、AnenzephaliaのCD-R、謎のコンピを一枚購入。この日のライブはハーシュから構成へと一歩踏み出した感じのあるMONTAGEとNOISEUSEの好サポートでスタート。両者ともライブを観るのは初めてだったが、自分の中ではかなり高評価だった。

ANENZEPHALIA:
暴力性より重厚さを押し出した展開で来たGO別働隊ANENZEPHALIA。彼らは礼儀正しいパワエレというか、客に絡んだり、ぐしゃぐしゃに暴れたりはしない。B.mが主にアジテーション、W.hがシンセやエフェクター等機材操作という分担。後方では不明瞭な映像が流されている。ちゃんとは聞き取れなかったが、政治的引用バリバリのコラージュとともに、デス・インダストリアルは駆動する。重い駆動音は崩壊へ向かう事なく、ひたすら聴く者を圧殺するかのごとし。シンプルなキックが刻まれるラスト曲ではB.mはフロアに降り、観客の中でアジテーションを連呼する。期待通りの手堅いステージだった。(終演後、W.hとトイレ前ではち合わせ、握手を交わしたのですが、ステージ上の強面とは違う、柔和な、しかし高潔な精神を感じさせる笑顔が印象的だった。)

INADE:
オーディオによる神話。INADEはコズミックかつリチュアルな音像を聴かせた。メンバー二人はパソコンやエレクトロニクス類に加え、謎のラッパ状の民族楽器も使用。砂塵のようなノイズの中、各種のリチュアル音像が浮かび上がる。比較的リズムもあり、EX.ORDERでの政治的パワエレとはまた違う、独自の音世界を繰り広げた。後方には手の込んだ、ジャケットイメージの映像が流されていた。

OPERATION CLEANSWEEP:
トリはOPERATION CLEANSWEEP。メンバーは二人組のスキンヘッド。一人が主にアジテーション(ボイスはノイズと判別し難い程、めちゃくちゃに変調される)、もう一人が機材担当(ノイズの展開は緻密に曲として作り込まれていた)。 ANENZEPHALIAと同じ編成。準備に手間取り、機材トラブルでメンバーが怒る一幕もあったが、なんとか開演。攻撃的なバンド名そのままの鋭利な感触で脈動するノイズと、パンクス丸出しのフロントマンによるアジが絡み合う。かすかに国歌もコラージュされていたのが印象的。客に絡みもするラフなスタイルはGREY WOLVESの系統。恐らくメンバーはハードコア上がりだろうと勝手に想像。徹底掉尾攻撃的に畳み掛け、ぶっきらぼうに終了。自分に中に在る不合理への憤りが補填され、満たされる感覚を満喫できた。

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