CHOP SHOP @ 京都 Cafe Indepandants

CHOP SHOP, Daniel Menche, BASTARD NOISE, DOOG
2004/12/17
京都 Cafe Indepandants

少し開演に遅れてアンパンに到着。客の入りはまあまあ。前方では出演者らが次バンドの準備をしようとしているのだが、これがなかなか進まない。というよりか次のCHOP SHOPことScott Konzelmannがまだ来てないらしい…。急遽BASTARD NOISEが準備にかかる、

BASTARD NOISE:
昨年度はEric Wood急病、Bill Nelson単独での来日だったが、今回はEricは勿論、John Wieseも復帰しての来日。Ericはエレクトロニクス、JohnはPowerBookG3、Billは昨年と同じ巨大アナログシンセと自作楽器。大所帯でのノイズ集団即興。静かに始まり、やがて盛り上がりを迎えて、徐々に消えてゆくという展開。

CHOP SHOP:
個人的にメインアクトであるCHOP SHOP。道に迷っていたのかどうかは知らないが、Scottがようやく御到着。風貌は生真面目そうな美術家といった印象。さて、何やるのかと思ったら…やはり自作スピーカーが来た!。さらに格好良いナグラのオープンリールまで持ち出す。セットを詳しく述べると、
              もう一つのテープ(音源2)
                  ↓
ナグラのオープンリール(音源1)→[ミキサー]→[自作スピーカー]
            ↓        
           [ミキサー]→[PA]
こんな感じらしい。自分の英会話と筆談に間違いなければ。本当は筆談というより図を書き合っていたんだけど(笑)。このセットを見る限り、本来はインスタレーションとしてギャラリーで展示するべきものなのだと思う。(だからデザインが美しいナグラのオープンをわざわざ使っているのでは。)それを今回はライブとしてプレゼンするので、音源の片方をPAに送ることにしたのだろう。半インスタレーション、半ライブという興味深いセット。長机の上には奇怪な自作スピーカーとナグラのオープンのみが並んでいる。あとの機材は机の横。本当にギャラリーでの展示みたいだ。この光景を目にしているだけで目眩がする。
そしてライブ開始。まず音源2の方をスタートさせておき、自作スピーカーで鳴らす。小さなモノなので音量は小さい。しばらくしてから自作スピーカーの蓋を取る。それにより音が変化する。その後ナグラのオープンをスタート。PAから大音量であの干涸びたハーシュノイズが流れ出す。一連の開始作業を終えたScottは床に腰を降ろし、客と一緒にノイズに聴き入る。B. Gunterみたいだ。この作為の希薄さが堪らない。もう全てが格好良過ぎる。サウンドも!、自作スピーカーも!、演奏しないところも!。カラカラに干涸びた持続音ノイズはぶつ切りで編集されており、唐突に次の持続音ノイズへ繋がる。この干涸びてジリジリした感覚は、マーシャル系パワエレの粗雑でジリジリした音の感触に通じるものがある。サウンドだけを取り出してみても非常に素晴しい。やがてテープが全て巻き取られ、PAからの音が突然止まる。それにより再び自作スピーカーからの小さなノイズのみが聴こえるようになる。するとScottは再び立ち上がり、蓋を元の通り自作スピーカーに被せる。そしてノイズを徐々にフェードアウトさせて終了。

Daniel Menche:
砂や塩を使っていた頃の盤は何枚か持ってる。しかし今のDaniel Mencheの手法は、また違っていた。コンタクトマイクを付けた細長い鉄板を咽に押し当てて叫び、叩き、所狭しと転げ回る。悪くはないが、ノイズにおけるこういったタイプの表現方法には正直、限界を感じた。

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