JAZKAMER @ 名古屋 Cafe Parlwr

JAZKAMER, RULLA, Other Artists…
2007/2/24
名古屋 Cafe Parlwr

まずはRULLA/Tommi Keranen、John Hegre、Lasse Marhaugと日本側ミュージシャンのセッションが行われた。中でも最初に行われた、フィンランドハーシュそのものと言える激しさを見せたRULLAのセッションは、共演者NOISE CONCRETEのアクションも含めてなかなか面白かった。その後、他のセッションを挟んでラストにJAZKAMERという順番。
正直に言うと、過去にJAZZKAMMER時代の音源は所有していた。しかしそれはコラージュ的なデジタルノイズといった内容であり、あまり面白味を感じなかったためにユニオンに売ってしまった。以前のライブもそんな訳で、あまり関心が持てずにパスしてしまったので、JAZKAMERを観るのは今回が初めてとなる。エレクトロニカと称された音楽が落ち着き、猫も杓子もラップトップという風潮にもやや変化が見られる近年、電子音楽に深く食い込む音楽家はさらにコンピュータへの依存度を高め、ノイズに食い込む音楽家はアナログでローファイなマテリアルに回帰しているかのようだ。(もちろん高度に音響的な、デジタルでしかやれない音楽の形式というものは確かに存在し、そういったものを追求するのであればコンピュータの使用は必然である。)

JAZKAMER:
そしてJAZKAMERも(と言うかLasse Marhaugは)コンピュータの使用を脱した模様。John Hegreがギターノイズ、Lasse Marhaugがエレクトロニクス(トリガーはマイクを仕込んだ缶の中に金属片を入れたと思われるもの)という機材編成。過剰な暴走/エラーを引き起こしても挙動が停止しないアナログ機材でノイズを演るということには、やはりそれなりの必然性があるといったところか。サウンドチェックからそのままスタートした演奏は、音響的ノイズというイメージからは程遠い、暴れながらのバキバキの機材との格闘、ザラザラした質感の激しい正統派ハーシュノイズ。Johnは乱れながらギターを掻きむしり、Lasseは激しいアクションで機材を操作する。これは否定、アンチとしてのノイズの価値を私に再発見させるに充分なものであり、このような原初的ノイズの衝動を肯定する姿勢には共感を覚えた。生半可に音響的であったり、エレクトロニカ的であったりするようなノイズはもういいだろう。

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