Jim O’rourke – Tamper


(P-VINE/CD)

チェンバー・ドローン作品。89-90年作。これはリマスター&リストアの施された再発盤。楽器編成も含めて、現代音楽に属する内容である。「Spirits never forgive」はチェロとエレクトロニクスによるドローンの中からパーカッションとヴァイオリンが浮かび上がり、不安感を増幅するように絡まり合う曲。オルークはチェロ、パーカッション、エレクトロニクスを演奏。「He felt the patient memory of a reluctant sea」は管楽器による長いスパンの繊細なドローン。ここでもオルークはオーボエとパーカッションを演奏。「Ascend Through unspoken shadow」は弦管楽器奏者5名による重厚なチェンバー・ドローン作品。この作品ではオルークは作曲に徹し演奏には参加していない模様。ドローンは循環するうちにピッチを上げ、混乱しながら縺れ合う。ノイズやフリーインプロに親しみながら、大学で作曲を学んでいたという、若き日のオルークらしいノイズ風味の現代音楽。

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