Martin Carthy – Sweet Wivelsfield


(Topic/CD)

正統派英国トラッドの第一人者、マーティン・カーシーの74年作品。スティーライの2ndと3rdに参加した後の時期に当たる。スティーライでトラッドのフォークロック的応用という挑戦的な試みを果たし、再びトラッドの領域に戻った本作は、勿論全曲トラディショナルソングのアコースティックギター弾き語り(アレンジは本人)。スティーライの3rdでも演奏していた「Skewball」も収録。痛いほどの緊張感に満たされていたスティーライのバージョンと違い、おおらかで包容力に満ちている。聴けば聴くほど味わい深い、流行とは無縁の普遍的な名作(というより、彼の単独作品は今まで聴いた限り、一つも外れがない)。

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