AKITSA, PRURIENT – Split


(Hospital Productions/CD)

Hospital Productionsを主宰しているアメリカンハーシュノイズのPrurientと、カナダのNSプリミティヴブラックメタルのAkitsaという異色の組み合わせによるスプリットアルバム。まずはAkitsa、1曲目「Terre ternelle」は不気味な前兆を感じさせるメロディから、ハーシュな金属系ノイズに突入し、さらにそこから持ち前のプリブラへ展開するという素晴らしい内容。「Soleil Noir」以前の録音なのだろうか、スローで陰鬱なリフを淡々と繰り返し、断末魔の叫び声を呻き散らすという、BURZUM直系の厭世的ブリミティヴブラックをやっている。ひたすら反復されフェードアウト。2曲目「Goetie」は既発曲。全く同じ傾向かと思わせ、最後に四つ打ちドラムと悲壮なギターで締める。Prurientはダークな低周波からスタートし、微かに聴こえるクラシック曲既成音源を含みつつ、徐々にハーシュノイズによる暴虐が露になる展開の30分にわたる大作。ラストではパワエレ的絶叫も飛び出す。Grey Wolvesに影響を受けたと語り、イントロ的扱いながらハーシュノイズを導入したAkitsaによる冒頭曲がやはり印象的。ノイズとプリミティヴブラック、CD1枚を通してひとつの確固たる世界観を擁する傑作スプリット。とにかく真っ黒である。

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