『薔薇の葬列』公開40周年 幻視の美学・松本俊夫映画回顧展

松本俊夫の映画回顧展が渋谷のイメフォで開催される。今回の上映の目玉は、何といっても「銀輪」が再上映されることだろう。過去にフィルムセンターで一度上映されたっきりで、川崎市民ミュージアムでの回顧展の際には上映が断念された本作が、再び映写機にかけられるのは誠に喜ばしい。「銀輪」の上映されるプログラムは1/28〜30の三日間のみなので、絶対に観て欲しい。(しかも同じプログラムでは「白い長い線の記録」までも再上映される。)
戦後のアヴァンギャルド芸術はここから始まったと言ってもいい、歴史的な作品である。言うなれば実験工房と松本俊夫の共闘の記録だ。実験工房のメンバーにはフィルムメーカーがいなかったが、その役割をグループの外から担っていたのが松本俊夫であったと私は考える。
また1/27にはジム・オルークと松本俊夫の対談もある。これもまた象徴的な組み合わせで興味深い。(ただ松本先生はジム・オルークのことをご存じなかったのだが…。)
ジム・オルークは海外版「薔薇の葬列」DVDの解説も書いているくらいに日本の劇映画に詳しいので、面白い話を期待できるだろう。
http://www.imageforum.co.jp/matsumotoretro/

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