Vital Signals 東京巡回

日米初期ビデオアート上映会
Vital Signals [ヴァイタル・シグナル]

―芸術とテクノロジーの可能性―

Japanese and American Video Art from the 1960s and 70s
1960、70年代――メディアアートのパイオニアたちが挑んだ50の実験の痕跡

Vital Signalsは、ニューヨークのビデオアーカイブ機関EAI(エレクトロニック・アート・インターミックス)、横浜美術館、および日本のキュレーターや研究者たちの共同企画による、国際巡回プログラムです。このVital Signalsというタイトルには、ビデオというメディアの特性=「活発な電気信号」、そして当時の芸術文化におけるビデオアートの位置づけ=「重要な兆候」、という2つの意味を託しています。

開催日時:2010年1月14日(木)・15日(金)
会場:小野記念講堂(早稲田大学27号館「小野梓記念館」地下2階)
入場料:無料
申し込み方法:当日先着順、定員200名、各回入替制(各プログラム間に10分ほどの休憩あり)
主催:早稲田大学(文化推進部)
協力:EAI、横浜美術館
特別協賛:アメリカ大使館
お問い合わせ:早稲田大学 文化推進部 文化企画課
http://www.waseda.jp/cac/news091218.html

・上映スケジュール
1月14日
11時:開場
11時30分:セクション1-b上映(80分)
13時:レクチャー(60~90分)
 ゲスト:神谷幸江氏(広島市現代美術館学芸担当課長、本企画監修者)
 飯村隆彦氏(映像作家、Section 1-b出品者)
 司会:安藤紘平(本学大学院国際情報通信研究科教授)
14時40分:セクション2-d上映(48分)
15時40分:セクション3-e上映(74分)
17時00分:終了予定

1月15日
11時:開場
11時30分:セクション1-a上映(57分)
12時40分:レクチャー(60~90分)
 ゲスト:安藤紘平教授(Section 1-a出品者)、大林宣彦監督(映画作家)によるトーク
14時20分:セクション2-c(84分)
15時50分:セクション3-f(64分)
17時00分:終了予定

商業映画でも、実験映画でもない、もう一つの映像文化史の原点へ
「ビデオ」が登場した1960年代。すぐさま、 アーティストたちはこの新しいメディアを用いた探求と実験の中に身を投じていきました。世界の芸術文化の中心地であったアメリカ、そしてビデオメディアの発祥地である日本など各国で、ビデオをめぐる活発な創作活動と文化交流が展開されました。そして、商業映画とも実験映画とも異なる文脈をもつ、「ビデオ アート」というもう一つの映像表現の文化が形成されていったのです。
本上映会「ヴァイタル・シグナル」は、日本とアメリカにおけるビデオアート史の最初の20年に焦点をあてます。日米を代表する38作家(組)による50タイトルを、2日間全6プログラ ムで上映します。それによって、他の芸術分野や科学技術と深く関わり合い、そして同時代の政治やマスメディアと激しく衝突しながら展開したビデオアート草創期の軌跡を明らかにしていきます。
これまでまとめて上映されることがほとんど無かった日米初期ビデオアート。そのパイオニアであった彼らの実験を、ビデオを用いた映像表現が現代美術界を席巻する今日の視点から振り返る絶好の機会です。ぜひご鑑賞ください。

Section1 テクノロジー:新しい視覚言語
aプログラム:ビデオ言語論 10作品、約71分
a-1:ナムジュン・パイク「ベル研究所での電子映像実験」1966年(約5分)

a-2:CTG「コンピューター・ムービーNo.2」1969年(約8分)

a-3:ゲイリー・ヒル「電子言語学」1977年(約4分)

a-4:松本俊夫「メタシスタス 新陳代謝」1971年(約8分)

a-5:スタン・ヴァンダービーク「ストローブ・オード」1977年(約11分)

a-6:山口勝弘「イメージモデュレーター」1960年(再制作) (約1分(インスタレーションの記録映像))

a-7:山口勝弘「大井町附近」1977年(約2分(インスタレーションの記録映像))

a-8:松本俊夫「モナ・リザ」1973年(約3分)

a-9:スタイナ&ウッディ・ヴァスルカ「腐蝕Ⅰ」1970年(約2分)

a-10:安藤紘平「オー!マイ・マザー」1969年(約13分)

bプログラム:拡張する形式 9作品、約78分
b-1:ナムジュン・パイク(マース・カニングハム、チャールズ・アトラスとの共作)
「マース・バイ・マース・バイ・パイク:ブルースタジオ」1975-76年(約16分)

b-2:山本圭吾「Breath No.3」1977年(約6分)

b-3:ジェイムズ・バーン「半透明」1974年(約2分)

b-4:飯村隆彦「カメラ、モニター、フレーム」1975年(約17分)

b-5:ジョーン・ジョナス「左側 右側」1972年(約9分)

b-6:飯村隆彦「オブザーバー/オブザーブド」1975年(約9分(抜粋))

b-7:飯村隆彦「カメラ、モニター、フレーム」1975-76年(約17分)

b-8:ジェイムズ・バーン「両方」1974年(約4分)

b-9:山本圭吾「Hand No.2」1976年(約8分)

Section2 オルタナティヴ・メディア:コミニュケーションの変容
cプログラム:テレビの解放 8作品、約82分
c-1:ナムジュン・パイク&ジャド・ヤルカット「コマーシャルを待ちながら」1966-72/1992年(約7分)

c-2:中谷芙二子「水俣病を告発する会―テント村ビデオ日記」1971-72年(約21分)

c-3:松本俊夫「マグネティック・スクランブル」1968年(約1分(映画《薔薇の葬列》からの抜粋))

c-4:デイヴィッド・コート「メーデー・リアルタイム」1971年(約9分(抜粋))

c-5:ビデオアース東京「橋の下から」1974年(13分)

c-6:ダラ・バーンバウム「テクノロジー/トランスフォーメーション:ワンダーウーマン」1978-79年(約5分)

c-7:クリス・バーデン「TVコマーシャル」1973-77年/2000年(約4分)

dプログラム:共有される記憶 7作品、約52分
d-1:久保田成子「ヨーロッパ・オン・1/2インチ・ア・デー」1972年(約9分(抜粋))

d-2:中島興「マイ・ライフ」1978-92年(約5分(2チャンネルビデオインスタレーションからの抜粋))

d-3:アント・ファーム「アント・ファームの汚れた皿」1971-2003年(約9分)

d-4:アラン・カプロー「Hello」1969年(約5分)

d-5:シャーリー・クラーク「ティー・ピー・ビデオ・スペース・トループ パート1」1970-71年(約5分)

d-6:中谷芙二子「老人の知恵-文化のDNA」1973年(約11分)映像提供:川崎市市民ミュージアム

d-7:ビデオインフォメーションセンター「ラ・アルヘンチーナ頌」1977年(約5分(抜粋))」

d-8:TVTV「あと4年(ニクソン再選挙運動の記録)」1972年(約24分(抜粋))

Section3 パフォーマンス:行為の記録、身体の記録
eプログラム:ビデオと行為 8作品、約74分
e-1:かわなかのぶひろ「キック・ザ・ワールド 1974年(約15分)」

e-2:山口勝弘「Eat」1972年(約2分)

e-3:マーサ・ロスラー「キッチンの記号論」1975年(約6分)

e-4:今井祝雄「ビデオ・パフォーマンス」1978-83年(約16分)

e-5:デニス・オッペンハイム「アスペン・プロジェクト/圧縮-シダ(顔)」1970年(約5分)」

e-6:ウィリアム・ウェグマン「作品選集1」1970-72年(約8分(抜粋))

e-7:ジョン・バルデッサリ「アートの作法:葉巻辞典」1973年(約6分(抜粋))

e-8:小林はくどう「ラプス・コミュニケーション」1972年(1980年再制作)(約16分)

fプログラム:ビデオと身体 8作品、約63分
f-1:ヴィト・アコンチ「粉/息」1970年(約3分)」
f-2:ポール・マッカーシー「黒と白のテープ」1970-75年(約5分(抜粋))

f-3:村岡三郎+河口龍夫+植松奎二「映像の映像-見ること」1973年(約13分)

f-4:ジョーン・ジョナス「オーガニックハニーの垂直回転」1973-99年(約15分)

f-5:出光真子「おんなのさくひん」1973年(約11分)

f-6:ブルース・ナウマン「ピンチネック」1968年(約2分)

f-7:アンテ・ボザニッチ「アイ・アム・ザ・ライト」1976年(約4分)

f-8:和田守弘「認知構造・表述」1975年(約10分(抜粋))

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「Vital Signals」東京巡回が近日行なわれます。都内2箇所、大学内での上映となります。早稲田では飯村隆彦、安藤紘平、そして企画監修をご一緒させて頂いた広島市現代美術館の神谷さんによるレクチャーも行なわれます。
1月22日には日本大学でも、松本俊夫+中谷芙二子のトークイベントも盛り込んでの上映が行われます。こちらは当ブログで情報を書いても良いのか、ちょっと分かりませんでしたので、日にちのみの記載としておきます。
私は残念ながら当日は行けませんが、どちらも大変豪華な上映イベントですので、都内の方はどうぞよろしくお願いします。

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