Here, There, and Between: アメリカ実験映画の現在

明日の開催となりました。17時/19時の二回上映です。よろしくお願いします。

「Here, There, and Between: アメリカ実験映画の現在」は、アメリカ(There)の実験映画作品を日本(Here)で上映し、現代実験映画を考える機会にしたい、という思いを込めたプログラムです。上映では、2008年ロッテルダム国際映画祭で Tiger Award for Short Film を受賞したジーン・リオッタの「Observando El Cielo」、昨年のアナーバー映画祭で Award for Most Promising Filmmaker を受賞したライダ・ラートスンディの「My Tears Are Dry」、また今年4月のサンフランシスコ国際映画祭でプレミア上映されたサラ・ビアギーニの「I Swim Now」など、海外の実験映画シーンで話題となりながらも日本では未だ上映されていない作品を紹介します。(上映終了後、映像作家/キュレーター 西川智也と映像作家 牧野貴による作品解説及びトーク有り。)
http://makinokino.exblog.jp/14834986/
http://www.tokyoartbeat.com/event/2011/C70F

7月2日(土曜日)17時/19時 二回上映 料金1000円+1ドリンクオーダー
@渋谷UPLINK FACTORY http://www.uplink.co.jp/factory/log/004006.php

Driven(スコット・スターク、10分、MiniDV、2005)
Between 2 Deaths(ウェイゴ・クライダー、7分、MiniDV、2006)
Tabula Rasa(ヴァンサン・グレニエ、7分30秒、MiniDV、1993-2004)
My Tears Are Dry(ライダ・ラートスンディ、4分、16ミリ、2009)
Observando El Cielo(ジーン・リオッタ、19分、16ミリ、2007)*
Here(フレッド・ウォーデン、11分、MiniDV、2005)
I Swim Now(サラ・ビアギーニ、8分、16ミリ、2010)*
Victory Over the Sun(マイケル・ロビンソン、12分30秒、16ミリ、2007)*

*ビデオ版での上映

作家紹介

スコット・スターク(Scott Stark)
映像・インスタレーション作家、映像キュレーター。1980年代より作品制作を始め、多くの主要映画祭で作品を発表し、ニューヨーク近代美術館で回顧上映が行われる。また、サンフランシスコ・シネマテック等で上映プログラムをキュレーションする。2007年のグッゲンハイム・フェロー。

ウェイゴ・クライダー(Wago Kreider)
映像作家、映像キュレーターとしてイリノイ州カーボンデールを中心に活動する。作品は、ウィーン国際映画祭、香港国際映画祭、ニューヨーク映画祭、ロンドン映画祭等で上映され、ニューヨーク近代美術館等でも作品を発表する。2006年より南イリノイ大学カーボンデール校で教えている。

ヴァンサン・グレニエ(Vincent Grenier)
1970年代より実験映画作品を制作し始め、トロント国際映画祭、ニューヨーク映画祭、メディアシティ映画祭や、アンソロジー・フィルム・アーカイブズ、LAフィルム・フォーラム等のシネマテック、またニューヨーク近代美術館、ホィットニー美術館等で作品を発表する。2010年のグッゲンハイム・フェロー。

ライダ・ラートスンディ(Laida Lertxundi)
映像作家、映像キュレーター。数多くの映画祭、シネマテック、美術館等で作品を発表する傍ら、ビルバオ・グッゲンハイム美術館、カリフォルニア芸術学院等でキュレーションした上映プログラムを紹介する。現在、カリフォルニア大学サンディエゴ校で教えている。

ジーン・リオッタ(Jeanne Liotta)
映像、インスタレーション作家、パフォーマンス・アーティスト。主要映画祭、シネマテック等で作品を発表し、2006年にはホィットニー・ビエンナーレに参加する。「Observando El Cielo」は、2007年 Artforum 誌のベストテン短編映画に選ばれる。現在、コロラド大学ボールダー校とバード大学で教えている。

フレッド・ウォーデン(Fred Worden)
1970年代より実験映画を制作し、トロント国際映画祭、ニューヨーク映画祭、ロッテルダム国際映画祭等での作品上映の他、ニューヨーク近代美術館、ホィットニー美術館、ポンピドゥーセンター等で作品を発表する。現在、メリーランド大学で教えている。

サラ・ビアギーニ(Sarah Biagini)
シカゴ芸術学院(School of the Art Institute in Chicago)で芸術学士号を修得後、現在、スタン・ブラッケージが晩年教えていたコロラド大学ボールダー校の芸術学部修士課程に在籍する。

マイケル・ロビンソン(Michael Robinson)
2000年より作品制作を始め、数多くの映画祭で作品を上映し、テート・モダン、MoMA PS1コンテンポラリー・アートセンター等の美術館、画廊でも作品を発表する。2006年のイメージズ・フェスティバル(トロント)大賞受賞。2009年には、Headlands Center for the Arts のアーティスト・イン・レジデンスに参加する。

[+]が企画する、「Here, There, and Between: アメリカ実験映画の現在」の詳細決定しました。アメリカで活動されている西川智也さんが、現在進行形のアメリカ実験映画を引っさげて日本にやってきます。実験映画についていうならば、一部を除いて日本国内は鎖国状態というか、その年の海外主要フェスでどんな作品が評価されたとかいう話も入ってこなければ、当然観ることもできないという状態が長く続いていたように思える。これでは国内で実験映画のコンテクストが形成される訳もない。年一回のイメフォで上映される海外プロくらいしか、諸外国の動向に触れる機会がなかったというのはどう考えても選択肢が少なすぎたので、こういう機会が増えてゆくことは、とても望ましく思う。

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