50 Essential Artists Moving Image DVDs

LUXのスタッフが選ぶ「50 Essential Artists Moving Image DVDs」に「Vital Signals: ヴァイタル・シグナル」も含まれていた。率直にいって嬉しい。ところでこの写真、完全に自分のDVD棚と同じタイトルが並んでいる…。しかし、このリストはこれでも現在ソフト化されている実験映画/ビデオアートDVDのごく一部に過ぎない。「なんでこれが入っていないの?」と突っ込みたくなるような重要なDVDが、まだまだ世の中には多数存在している。また、近年の作家の作品もここに含まれていないので、それも含めるととんでもない数になる。

感想文レベル、あるいはそれ以下なコメントを付けてみた。未見のDVDは6つ。そのうち欲しかったけど高くて買えなかったのが2つ。興味なかったのが3つ。知らなかったのが1つ。

http://lux.org.uk/blog/50-essential-artists-moving-image-dvds

1. Alexander Kluge – Films and Television Works 1960-2008. Edition Filmmuseum Collection
持ってない。いまいち関心なし。

2. Andy Warhol Anthology. Published by Raro Video
「エンパイア」は60分のみ抜粋収録(笑)。ヴェルヴェッツ+ニコの演奏が格好よい。

3. Anthology of Polish Experimental Animation 3 DVD set. Published by the National Audiovisual Institute
キャラクターアニメーションがあまり入っていないアンソロジー。抽象的・実験的アニメーションが多く収録されており、もはや実験映画の世界。リプチンスキーも入っていたりする。

4. Art as Moving Image, from Diagonal Symphony to Whiteout, history of Swedish avant-garde and experimental film. Book and DVD collection. Published by Filmform
持ってない。これは観たいのでさっそく探す。

5. Avant-Garde 1927-1937: Surrealism and Experiment in Belgian Cinema. Published by the Belgian Cinematek
ベルギーの戦前古典アヴァンギャルド映画のコンピレーション。Chales Dekeukeleireとか、フランスのシュルレアリスト以上に極端な作品の数々。

6. Avant Garde – Experimental Cinema of the 1920s & 1930s. Published by Kino Video
定番中の定番、戦前ヨーロッパの古典的アヴァンギャルド映画のコンピレーション。

7. Avant-Garde 2: Experimental Cinema 1928-1954. Published by Kino Video
8. Avant-Garde 3: Experimental Cinema 1922-1954. Published by Kino Video
上記のコンピレーション続編。こっちは戦後のアメリカ実験映画も含まれてくる。

9. Berlin, die Sinfonie der Großstadt & Melodie der Welt, Walter Ruttmann. Published by Edition Filmmuseum
よく知られた戦前の古典アヴァンギャルド映画。もちろん抽象映画シリーズも収録。

10. Between Truth and Fiction, The Films of Vivienne Dick. Published by LUX
日常の眼差し系だけど、ノーウェーブ好きなら必見。

11. By Brakhage: An Anthology, Volumes One and Two: The Criterion Collection. Published by Criterion
今更な感じもするけど、ブルーレイで観ると印象が変わる(勿論フィルム映写がベストだけど)。フィルムのマテリアル性を打ち出す作品は、ソフト化するなら絶対ブルーレイにすべき。

12. Cine a contracorriente. A Journey through the other Latin American Cinema. Published by Cameo
ラテンアメリカの実験映画作品集。奇妙で熱い作品揃い。トラヴィスがリミックスしていたキューバのSantiago Alvarezも政治的な意味で熱い。

13. Dada Cinema. Published by Re:Voir
これも戦前ヨーロッパの古典的アヴァンギャルド映画の作品集。重複する作品もあるけど、まあ定番。

14. David Lamelas, Films 1969-1972/2004. Published by Bureau des Videos
イギリスのコンセプチュアルな実験映画。結構好きだけど地味なので一般受けは多分しない。

15. Del éxtasis al arrebato [A Journey through Spanish Experimental Cinema]. Published by Cameo
スペインの実験映画とか、日本ではシカトどころじゃなく未知な訳だけど、Jose Val del Omarをはじめ、相当に凄い作品揃い。意外に歴史古い。

16. Derek Jarman – Super 8 Programme Vol. 1/ Vol. 2. Published by Raro Video
デレク・ジャーマンの8mm。悪くないけど、そんなに好きかと問われると…。

17. Dial History, Johan Grimonprez. Published by Other Cinema
持ってない。いまいち関心なし。イメフォから日本版あり。

18. Dreams That Money Can Buy, Hans Richter. Published by BFI
金で買える夢。リヒターの古典的アヴァンギャルド映画。

19. Entuziazm (Simfonija Donbassa) Dziga Vertov. Published by Editions Filmmuseum
ソ連初トーキーであるドンバス交響曲。ヴェルトフの古典的アヴァンギャルド映画。

20. ETC: Experimental Television Center 1969-2009. Published by ETC
ビンガムトンの近くにあるETCの作品集。古き良き(?)ビデオアート。

21. Fluxfilm Anthology. Published by Re:Voir
フルクサス関係者によるフィルム作品集。あらゆる制度から解放されたフルクサス精神が炸裂している。おすすめ。

22. GAZWRX: The Films of Jeff Keen 4 DVD Boxset. Published by BFI
児戯的なコラージュをコマ撮りした実験映画。ブルーレイで収録された作品も含まれていて、これもブラッケージと同じくブルーレイで観るとかなり印象が変わった。

23. Germaine Dulac, The Seashell and the Clergyman boxset. Published by Light Cone and Paris Expérimental
デュラックの古典的アヴァンギャルド映画。元々サイレントだったが、トマス・コナーやパスカル・コムラードがサウンドを付けたヴァージョンが収録されていて楽しい。

24. Guy Sherwin, Optical Sound FIlms 1971-2007. Published by LUX
イギリス実験映画の代表的なフィルムメーカー。サウンドとしてのフィルム。脳みその奥から痺れるハードコアな構造映画。おすすめ。

25. He Who Hits First Santiago Alvarez,Travis Wilkerson plus 8 films by Santiago Alvarez. Published by Other Cinema
12で触れたSantiago Alvarezの作品集がこれ。政治色強し。

26. John Latham: Films 1960 – 1971. Published by LUX
実験映画というよりも、現代美術作家のフィルム作品といった感じ。

27. John Smith 3 DVD box set. Published by LUX
イギリス実験映画の代表的なフィルムメーカー。コンセプチュアルな作品や、風景論的な作品、日記的な作品など幅広い。

28. Les Films de Man Ray. Published by Centre Pompidou
マン・レイの古典的アヴァンギャルド映画。これも重複する作品多いけど定番。

29. Magick Lantern Cycle, Kenneth Anger. Published by BFI
アンガーの作品も、すでにブルーレイになっていたりする。ボビー・ボーソレイユの音楽を聴きながらアメリカ・アンダーグラウンド文化の影の側面を満喫できる。

30. Maya Deren: Experimental Films. Published by Mystic Fire
アメリカ実験映画の代表的フィルムメーカー。テイジ・イトウの音楽が本当に素晴らしい。日本版あり。

31. Norman McLaren: The Masters Edition. Published by Image Entertainment
幅広い手法に挑戦し続けた、代表的なアニメーション作家の作品集。テーマ別構成が面白い。

32. Patrick Keiller DVD box set. Published by ED Distribution
各地の風景と語り。悪くないけど地味かも。

33. Radical Closure, Curated by Akram Zaatari. 5 DVD boxset. Published by Video Data Bank
持ってない。ビデオデータバンクは教育用なので高くて買えない…。

34. REWIND + PLAY, An Anthology of Early British Video Art. 3 DVD box set Published by LUX
イギリスのビデオアート作品集。どこの国のビデオアートもあまり変わらない(笑)。

35. Shoot Shoot Shoot: The London Film-Makers Co-op & British Avant-Garde Film of the 1960s & 1970s. Published by LUX and Re:Voir
ジダル、レグライスによって牽引された、イギリス実験映画の作品集。構造的・唯物論的なマテリアリスト・フィルムが凝縮されている。ナラティヴな映画の反対側を突き詰めていった彼方にある、その極北。絶対のおすすめ。

36. The Films of Stefan and Franciszka Themerson. Published by LUX
ポーランドの戦前の古典的アヴァンギャルド。単純にアニメーションでは括れない。

37. Stephen Dwoskin 14 Films. Published by Les Films Du Renard
どうしてもエロティックで不穏な空気が滲み出るのがドゥースキン。音楽はブライヤーズが担当していた。

38. Surveying the First Decade: Video Art and Alternative Media in the U.S. 1968-1980. 8 DVD box set published by Video Data Bank
持ってない。というか、ビデオデータバンクは教育用なので高くて買えない…1500ドル(笑)。ラインナップは凄い。

39. The Experimental Image World of Shuji Terayama. 4 DVD box set published by Image Forum Japan
イメフォから出ている寺山修司ボックス。悪くないけど、そんなに好きかと問われると…。

40. The Complete Film Works, Robert Frank. Published by Steidl Verlag
持ってない。いまいち関心なし。

41. The Complete Works of Joyce Wieland 5 DVD box Set. Published by Canadian Filmmakers Distribution Centre
スノウの元奥さんの作品集。スノウやフランプトンとの共同制作作品も収録。

42. The Hidden Decade – Polish Video Art 1985-1995 4 DVD box set. Published by WRO Art Centre, Poland
ポーランドのビデオアート作品集。典型的なビデオアートだけじゃなく、かなり幅広いセレクト。

43. The Lawrence Jordan Album. Published by Facets
恵比寿にもやってきた、シュルなコラージュアニメの巨匠。実験映画方面の作品も多く含んでいて満足の内容。

44. The Way Things Go/Der Lauf der Dinge, Peter Fischli and David Weiss. Published by First Run Features
事の次第。面白いといえば面白いけど。日本版ボックスあり。

45. Treasures IV: American Avant-Garde Film, 1947-1986. Published by Image Entertainment
この巻は、戦後のアメリカ実験映画を特集。とはいえ、収録されているのはあまりスタンダードじゃない作品揃い。スタンダードな作品で固めれば良いのに…。

46. Un Chien Andalou / L’Age d’Or. Published by BFI
定番中の定番をセットで。シュルレアリスム万歳。

47. Unseen Cinema – Early American Avant Garde Film 1894-1941. Published by Image Entertainment
初期映画〜戦前のアメリカアヴァンギャルド映画が詰め込まれたボックス。無名だけど変な作品とかあったりして面白い。

48. Vital Signals: Early Japanese Video Art. Published by EAI NY
何卒よろしくお願いします。

49. Walden. Diaries, Notes and Sketches, Jonas Mekas. Published by Re:Voir
日常の眼差し系のオリジナル。いろんな意味で実験映画の牽引者といえる。日本語字幕入り。

50. William Wegman: Video Work 1970-1999. Published by Artpix
一つ二つ観るのはいいが、流石に通して観ると疲れた…。犬好きの方に。

Advertisements

大友良英のJAMJAMラジオ 高柳昌行特集ポッドキャスト版

大友良英のJAMJAMラジオ、高柳昌行特集のポッドキャスト版を聞く。副島輝人による、高柳昌行の北海道ツアーを撮影したフィルムのなかで、高柳昌行がアルミ缶を角材で叩いて遊ぶシーンがあったのだけど、そこに一緒に映っていた若い頃の大友良英の姿が、何となく思い出された。
http://www.kbs-kyoto.co.jp/audio/jamjam/jamjam_20110701_9dj75nl7.mp3

Jim O’Rourke – Old News #5


(Editions Mego, 2LP)

ジム・オルークのエレクトロ・アコースティック/ドローン作品集。このようなスタイルの既発作品と比べても、かなり硬質かつ作り込まれた構成となっていて、予想以上の内容に歓喜した。近年のジム・オルークの活動は大まかにいって「歌もの〜美しいメロディのインスト」(「All Kinds Of People: Love Burt Bacharach」、「The Visitor」)と、「インプロによるセッション」という二つのスタイルのどちらかになる場合が多いように思うが、個人的に気になるのはそのどちらでもなく、「Jim O’Rourke & Christoph Heemann – Plastic Palace People Vol. 1」や「Long Night」といった、エレクトロ・アコースティック作品だったりする。もちろんジム・オルークへの評価の基盤は、前者の二つのスタイルによるものだと思うが、作り込まれたエレクトロ・アコースティック作品も彼の活動のなかで重要なものだと思う。

で、以下は本当に個人的な思い込みになってしまうんだけど、彼の歌ものやインプロセッションというスタイルによって生まれる音楽は、とても素晴らしいものだが、器用さ故に、それがある種のミュージシャンの典型を模しているというか、〈ポピュラー音楽のミュージシャン〉というイメージの再生産を行っているように思えてしてしまうことがある(もちろんこれはジム・オルークに限らず、他の多くの「ミュージシャン」にも当てはまることであり、ジム・オルークはそのなかでも相当に自覚的な方だと思うが)。しかし、彼のエレクトロ・アコースティックやドローンといったスタイルの音楽からは、〈ポピュラー音楽のミュージシャン〉の典型から微妙に逸脱するものが、密かに存在するように感じる——そのような〈逸脱的な実験音楽〉というスタイルも、既に定型化されて久しいのかもしれないが。しかし、たとえ折衷的・様式的なものと批判されようとも、アカデミック音楽とポピュラー音楽の境界線上で模索されるべき可能性が、まだそこには残っているように思う。それは結局、私がある種のアメリカ実験音楽やフルクサス周辺への幻想を、ジム・オルークにしつこく重ねようとしているだけかもしれないが。

思い込みの話が長くなったけど、そんな訳で本作品集は、思い込みをこじらせた私にとって、とても楽しめる作品だった。彼の音楽、特にエレクトロ・アコースティックやドローン作品には顕著に表れる性質があって、それは循環的な持続のなかで様々なレイヤーが重ね合わされ、その複数のレイヤーのあいだを繊細に移行しながら音が揺らぐ(作品によっては、それが突如切断され、別のレイヤーに投げ出されることもある)というものなのだが、本作ではそれを存分に味わうことが出来た。レコードのそれぞれの面をびっしりと埋める二枚組、全四曲という構成。A面「Pedal & Pedal」とC面「It’s Not His Room Anymore」が2010年の東京での録音(A面はライブ)。そしてB面「Detain The Man To Whom」は1992年、D面「Mother And Who」は2003年の録音。

A面「Pedal & Pedal」はドローンのうえで、電子音が動き回る作品。B面「Detain The Man To Whom」は、刺々しい音色のノイズが蠢きながら、薄い皮膜のようなドローンと絡み合うという作品で、とても高い緊張感に満ちており、「New Electronic Music from Leaders of Avant-Garde」に収録されている、チュードアの「Variations II (John Cage) 」を連想させる傑作。C面「It’s Not His Room Anymore」は、断続的なノイズが鳴る隙間の多い空間を、薄い皮膜のようなドローンが埋め尽くすという作品。そして、D面「Mother And Who」は、電子的な音色のドローンが空間を埋め尽くし、終盤で飽和状態に至るという作品だが、この作品はジム・オルークが音楽を担当した、牧野貴の実験映画「No is E」のなかでも使用されている。ちなみに「No is E」では、これにアコースティックギターと、別のドローンを加えて再構成している。何だか聴き覚えがあるなと思って、ちゃんと聴き比べたので間違いない(笑)。

Here, There, and Between: アメリカ実験映画の現在

明日の開催となりました。17時/19時の二回上映です。よろしくお願いします。

「Here, There, and Between: アメリカ実験映画の現在」は、アメリカ(There)の実験映画作品を日本(Here)で上映し、現代実験映画を考える機会にしたい、という思いを込めたプログラムです。上映では、2008年ロッテルダム国際映画祭で Tiger Award for Short Film を受賞したジーン・リオッタの「Observando El Cielo」、昨年のアナーバー映画祭で Award for Most Promising Filmmaker を受賞したライダ・ラートスンディの「My Tears Are Dry」、また今年4月のサンフランシスコ国際映画祭でプレミア上映されたサラ・ビアギーニの「I Swim Now」など、海外の実験映画シーンで話題となりながらも日本では未だ上映されていない作品を紹介します。(上映終了後、映像作家/キュレーター 西川智也と映像作家 牧野貴による作品解説及びトーク有り。)
http://makinokino.exblog.jp/14834986/
http://www.tokyoartbeat.com/event/2011/C70F

7月2日(土曜日)17時/19時 二回上映 料金1000円+1ドリンクオーダー
@渋谷UPLINK FACTORY http://www.uplink.co.jp/factory/log/004006.php

Driven(スコット・スターク、10分、MiniDV、2005)
Between 2 Deaths(ウェイゴ・クライダー、7分、MiniDV、2006)
Tabula Rasa(ヴァンサン・グレニエ、7分30秒、MiniDV、1993-2004)
My Tears Are Dry(ライダ・ラートスンディ、4分、16ミリ、2009)
Observando El Cielo(ジーン・リオッタ、19分、16ミリ、2007)*
Here(フレッド・ウォーデン、11分、MiniDV、2005)
I Swim Now(サラ・ビアギーニ、8分、16ミリ、2010)*
Victory Over the Sun(マイケル・ロビンソン、12分30秒、16ミリ、2007)*

*ビデオ版での上映

作家紹介

スコット・スターク(Scott Stark)
映像・インスタレーション作家、映像キュレーター。1980年代より作品制作を始め、多くの主要映画祭で作品を発表し、ニューヨーク近代美術館で回顧上映が行われる。また、サンフランシスコ・シネマテック等で上映プログラムをキュレーションする。2007年のグッゲンハイム・フェロー。

ウェイゴ・クライダー(Wago Kreider)
映像作家、映像キュレーターとしてイリノイ州カーボンデールを中心に活動する。作品は、ウィーン国際映画祭、香港国際映画祭、ニューヨーク映画祭、ロンドン映画祭等で上映され、ニューヨーク近代美術館等でも作品を発表する。2006年より南イリノイ大学カーボンデール校で教えている。

ヴァンサン・グレニエ(Vincent Grenier)
1970年代より実験映画作品を制作し始め、トロント国際映画祭、ニューヨーク映画祭、メディアシティ映画祭や、アンソロジー・フィルム・アーカイブズ、LAフィルム・フォーラム等のシネマテック、またニューヨーク近代美術館、ホィットニー美術館等で作品を発表する。2010年のグッゲンハイム・フェロー。

ライダ・ラートスンディ(Laida Lertxundi)
映像作家、映像キュレーター。数多くの映画祭、シネマテック、美術館等で作品を発表する傍ら、ビルバオ・グッゲンハイム美術館、カリフォルニア芸術学院等でキュレーションした上映プログラムを紹介する。現在、カリフォルニア大学サンディエゴ校で教えている。

ジーン・リオッタ(Jeanne Liotta)
映像、インスタレーション作家、パフォーマンス・アーティスト。主要映画祭、シネマテック等で作品を発表し、2006年にはホィットニー・ビエンナーレに参加する。「Observando El Cielo」は、2007年 Artforum 誌のベストテン短編映画に選ばれる。現在、コロラド大学ボールダー校とバード大学で教えている。

フレッド・ウォーデン(Fred Worden)
1970年代より実験映画を制作し、トロント国際映画祭、ニューヨーク映画祭、ロッテルダム国際映画祭等での作品上映の他、ニューヨーク近代美術館、ホィットニー美術館、ポンピドゥーセンター等で作品を発表する。現在、メリーランド大学で教えている。

サラ・ビアギーニ(Sarah Biagini)
シカゴ芸術学院(School of the Art Institute in Chicago)で芸術学士号を修得後、現在、スタン・ブラッケージが晩年教えていたコロラド大学ボールダー校の芸術学部修士課程に在籍する。

マイケル・ロビンソン(Michael Robinson)
2000年より作品制作を始め、数多くの映画祭で作品を上映し、テート・モダン、MoMA PS1コンテンポラリー・アートセンター等の美術館、画廊でも作品を発表する。2006年のイメージズ・フェスティバル(トロント)大賞受賞。2009年には、Headlands Center for the Arts のアーティスト・イン・レジデンスに参加する。

[+]が企画する、「Here, There, and Between: アメリカ実験映画の現在」の詳細決定しました。アメリカで活動されている西川智也さんが、現在進行形のアメリカ実験映画を引っさげて日本にやってきます。実験映画についていうならば、一部を除いて日本国内は鎖国状態というか、その年の海外主要フェスでどんな作品が評価されたとかいう話も入ってこなければ、当然観ることもできないという状態が長く続いていたように思える。これでは国内で実験映画のコンテクストが形成される訳もない。年一回のイメフォで上映される海外プロくらいしか、諸外国の動向に触れる機会がなかったというのはどう考えても選択肢が少なすぎたので、こういう機会が増えてゆくことは、とても望ましく思う。