Burzum – From the Depths of Darkness


“From the Depths of Darkness” is a re-recording of tracks from the first two albums, “Burzum” and “Det Som Engang Var”.

Album Details
2011 release from the infamous Norwegian Black Metal band led by Varg Vikernes. From The Depths of Darkness contains Varg’s favorite tracks from his first two albums Burzum and Det Som Engang Var re-recorded in 2010 the way he originally intended. The result is a hard hitting and great sounding collection of tracks sounding the way Varg wanted the tracks to be heard by his dedicated fans and supporters. It’s an album that will cement the legacy of Burzum.

2ndを思わせるチープな鉛筆画(?)ジャケットが全く以て素晴らしい。何らかの疎外を抱える人間ならば、このどうしようもない「低さ」のなかに、社会と相容れぬ個人の屈折を見出すかもしれない。現在のヴァーグがどうなのかは知る由もないが、少なくともある時期・ある種のブラックメタルにとってその屈折は現実のものであり、自分はそこに今なお惹き付けられている訳です。…ということで、Burzumのリレコーディング盤である「From the Depths of Darkness」を聴いた。12月始めの時点で、LP/CDのリリースがひと月延期されてしまったので、待ち切れずにiTunesStoreから購入。収録されている曲は以下の通り。

1. The Coming (Introduction)
2. Feeble Screams From Forests Unknown / “Burzum”
3. Sassu Wunnu (Introduction)
4. Ea, Lord of the Depths / “Burzum”
5. Spell of Destruction / “Burzum”
6. A Lost Forgotten Sad Spirit / “Burzum”
7. My Journey to the Stars / “Burzum”
8. Call of the Siren (Introduction)
9. Key to the Gate / “Det Som Engang Var”
10. Turn the Sign of the Microcosm (Snu Mikrokosmos’ Tegn) / “Det Som Engang Var”
11. Channeling the Power of Minds Into a New God / “Burzum”

まず、誰もが思うことだろうが、ヴォーカルが初期のかすれ気味の金切り声でなくなってしまっていること。それによって楽曲の印象もかなり変わっている。野太い声も、これはこれで良さがある訳だが、初期のアルバムのなかで嫌悪の際において絞り出されたような声があまりにも個性的であったため、ついついそれを思い返してしまう。演奏の方は、再録音に際して微妙な編曲もありつつ、基本的に大きな変更はない。(ノイズも聴く人間としては途中に挟み込まれたイントロダクションをもっと拡大して、長めのアンビエント曲にして欲しいところだが、前作を思い返すと、もうヴァーグ本人はその方向を考えていないのかもしれない。)ともあれ基本的なスタンスにブレは感じないので、今後もヴァーグの活動を注視してゆく。ブラックメタルに限らず、ある音楽を地下の、あるいは路上の音楽として好んで聴くこととは、その音楽の場と自分の生活を地続きのものとして、社会的なものとして捉えることに他ならない。

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