ギャラリーコンサート「松本俊夫の映画音楽」


ギャラリーコンサート「松本俊夫の映画音楽」
ワークショップ「松本俊夫作品における映画音楽の作り方」
http://www.kumakogen.jp/culture/muse/event.html

久万美術館で開催中の「白昼夢—松本俊夫の世界」展に関連して、「日本の電子音楽」編著者である川崎弘二氏、音楽家の能美亮士氏をお迎えして、ワークショップ「松本俊夫作品における映画音楽の作り方」とコンサート「松本俊夫の映画音楽」が開催されます。このイベントは、松本俊夫の実験映画やインターメディア作品から音楽のみを取り出して、最良のマスター音源を最良の環境で鑑賞しようという試みです。川崎弘二氏が関わっておられる電子音楽コンサートである「黛敏郎の電子音楽」、「篠原眞の電子音楽」の番外編といったところで、湯浅譲二と一柳慧の作品が上演されます。楽器音と電子音によって構成された緊張感のある湯浅作品と、サイケデリックロックとインド趣味と電子音が渾然一体となった一柳作品の対比によって、両極端な電子音楽の世界が楽しめます。ワークショップとコンサートは展覧会チケットでご覧になれます。

ちなみに、「現代音楽における電子音楽やテープ音楽のコンサートって、一体何を観るの?」と思われるかもしれませんが、演奏者がいない作品の場合は特に観るものはありません。こんな感じです。今回、映像は流すんでしょうか…?

・ワークショップ「松本俊夫作品における映画音楽の作り方」

作曲家・湯浅譲二は、松本俊夫作品のために多くの映画音楽を手掛けました。代表的な作品として、大阪万博にて松本が総合ディレクターを務めた「せんい館」で上演された「スペース・プロジェクションのための音楽」や、劇映画「薔薇の葬列」などが挙げられます。本ワークショップでは、松本と湯浅が初めてコラボレーションした1960年のPR映画、「白い長い線の記録」で試みられた映画音楽の実験的な製作技法に迫ります。参加者の方々には、録音された現実音を電気/電子的に変調する技法、そして、切断された録音テープをランダムにコラージュする不確定的な作曲技法などを体験していただきます。

講師:能美亮士(音楽家)
司会:川崎弘二(批評家)
日時:2012年10月14日(日)14時~15時
場所:当館研修室

・ギャラリーコンサート「松本俊夫の映画音楽」
松本俊夫の実験映画は、現代音楽の作曲家たちとの共同作業を通じて生まれた作品群でもありました。新しい芸術の地平を音によって開拓しようとした、湯浅譲二や一柳慧による松本作品のための音楽には、独立した音楽として上演や聴取が可能な作品も含まれています。本コンサートでは、松本俊夫の映像作品やインターメディア作品から「音楽」の要素のみを抽出し、コンサート形式で鑑賞していただきます。

演奏曲目
湯浅譲二作曲
「『白い長い線の記録』の音楽」
「ホワイト・ノイズによる『イコン』」
「スペース・プロジェクションのための音楽」
一柳慧作曲
「『色即是空』の音楽」
「『エクスパンジョン』の音楽」

音響:能美亮士
日時:2012年10月14日(日) 15時30分~17時
   15時30分~ プレトーク(川崎弘二による作品解説)
   16時~17時 コンサート
場所:当館展示室

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