松本俊夫『逸脱の映像―拡張・変容・実験精神』

松本俊夫『逸脱の映像』をご献本いただいた。心よりお祝い申し上げたい。さまざまな方向から松本俊夫の言説や作品への再評価が行われるのは素晴らしいことだと思います。収録されているテクストは、「月刊イメージフォーラム」の連載を中心として、1980年代以降の対談や評論を加えたものでした。
http://urag.exblog.jp/18304830/

昨年の初夏頃に、評論集を出すかもしれないというお話は松本氏から聞いていて、こちらで既に準備を進めていた「松本俊夫全集」と内容が重ならないか気にしておられたのだが、「全集の刊行は数年がかりの事業なので、内容が重なっても問題ないですよ」とお答えしておいた。

そうして今回、ついに新しい評論集が刊行された訳で、こちらも全集の準備を迅速に進めなければいけないと、気合いが入った感じです。全集の方は、映像権利者との許諾交渉や、未発見の書誌探索で手間取っていて、第一巻(1950年代)を本年度中に出せるかどうかといったところ。ようやく協力してくれそうな出版社さんも見つかりそうなので、刊行準備に邁進したいと思います。

そういえば、筒井武文氏による、松本俊夫についての長編ドキュメンタリーも完成間近であるという噂も聞いていますので、もっといろんな方向から、松本俊夫の言説と作品に潜在している有用性を拡げるような動きが盛り上がることを期待しています。(パイロット版の情報はこちら。)

 

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