本日の散財

・北澤憲昭:編 – 美術の日本近現代史―制度 言説 造型
・堀潤之, 菅原慶乃:編 – 越境の映画史
・ハル・フォスター – 第一ポップ時代
・水野忠夫:編 – ロシア・フォルマリズム文学論集 揃
・表象08 – 特集:ポストメディウム映像のゆくえ
・Muslimgauze – Chasing the Shadow of Bryn Jones 1983-1988 / 10LP+10″+CD
・Muslimgauze – Uzi / LP
・Muslimgauze – Jazirat-Ul-Arab / LP
・Muslimgauze – Hamas Cinema Gaza Strip / CD
・Muslimgauze – Izlamaphobia / 2CD
・Muslimgauze – Re-mix vol.3 / CD
・Muslimgauze – Veiled Sisters Remix / CD
・Muslimgauze – Zealot / 2CD
・Muslimgauze / Systemwide / Sound Secretion – Classics Selection / CD
・Esplendor Geometrico – En-Co-D-Esplendor / CD
・The Grey Wolves / Genocide Organ – Absolute Truth / 12″
・Strength Through Joy – Salute To Light / 2CD
・Illusion Of Safety – Cancer / CD
・Millie & Andrea – Drop The Vowels / CD

四月下旬までの散財。「美術の日本近現代史」は、日本美術史の前提を制度論的に捉え直そうとする野心的な大著。少しずつ読もうと思う。「越境の映画史」には、堀潤之氏のマルケルについての論文『「東洋」から遠く離れて—クリス・マルケルによる中国・北朝鮮・日本』が収録されていた。親密にして異質なものとの戯れにおいて、映画作家マルケルの越境を論じている興味深い内容。あとは、近頃出版が相次ぐハル・フォスターの「第一ポップ時代」も興味を惹かれた。ロシア・フォルマリズム論集は、もう少しこの運動について勉強したいので、古書店で揃いを探して安価で入手した。「表象08」については、私の拙文はともかく、どうぞよろしくお願いします。

次に、個人的な愉しみとしての音楽関係の散財について。今月購入したレコは、見事にムスリムばっかり。ハードミニマルな四つ打ちの入ったムスリム、ルーツレゲエ/ダブっぽいリズムのムスリム、民族楽器によるパーカッションが打ち鳴らされるムスリムなど…本当にムスリムは表現の幅が広くて面白い。聴けば聴くほど抜け出せなくなる。EGのリミックス集も、ムスリムのリミックス目当て。レーベルにプレオーダーしたThe Grey WolvesとGenocide Organの12″は、ライブではよく一緒にやっているが恐らく初の共作。私が今尚関心を持つことが出来る狭義のノイズとは、ハーシュや実験音楽っぽいノイズではなく、このような、現実性に抵触するものとしてのノイズとなる。これについては、月末にポール・ヘガティの「ノイズ・ミュージック」が出版されたら、少し続きを書きたい。Strength Through Joyは、Ostaraのメンバーが過去にやっていたネオフォーク/マーシャル・インダストリアルのユニット。部分的にOTWATMによく似ている。Illusion Of Safetyは、昔、ジム・オルークが在籍していた映画的なコンクレートノイズ・ユニット。これがTescoからリリースされていたというのも興味深い。Millie&Andreaは、近年のインダストリアルなクラブミュージックの中心的なアーティスト同士の共作。以上、レーベルにプレオーダーしたレコ以外は、大体ユニオンで救い上げた。

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