それでも、まだ

・首相会見「行使容認視野に与党協議へ」(NHK 5月15日)
安倍総理大臣は、有識者懇談会からの報告書の提出を受けて記者会見し「日本の安全に重大な影響を及ぼす可能性があるとき、限定的に集団的自衛権を行使することは許されるという提言は従来の政府の基本的な立場を踏まえたものだ」として、憲法解釈の変更によって限定的に集団的自衛権の行使を容認することを視野に与党協議に入り、法整備を進めていく考えを表明しました。

引用元: 首相会見「行使容認視野に与党協議へ」 NHKニュース.

・首相、憲法解釈変更に意欲 集団的自衛権行使容認へ(朝日 5月15日)
安倍晋三首相は15日、首相官邸で記者会見し、密接な関係にある他国を守るために武力を使う集団的自衛権について、「与党協議の結果に基づき、憲法解釈の変更が必要と判断されれば、改正すべき法制の基本的方向性を閣議決定していく」と述べ、行使容認を目指す考えを表明した。

引用元: 首相、憲法解釈変更に意欲 集団的自衛権行使容認へ:朝日新聞デジタル.

これで立憲主義は事実上失われる。今後は、時の政権が恣意的な解釈を振るってゆくことだろう。日本人は自分の人生に災いが降り掛からなければ、あらゆる問題を自分の事として捉えられない。現内閣が憲法を空文化しても、それでもまだ内閣支持率が下がらないのであれば、もう望み通り、彼らの支持者たちにその先にあるものを体験してもらうしかないと思う。嫌だが。

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本日の散財

・ハル・フォスター – アート建築複合態
・絓秀実 – 天皇制の隠語
・Hannes Schupbach – Instants / DVD
・Muslimgauze – Box of Silk and Dogs / File
・Muslimgauze – Your Mines in Kabul / File
・Muslimgauze – Abu-Dis / 2CD
・Muslimgauze – Observe with Sadiq Bey / CD
・Muslimgauze – Sufiq / CD
・Muslimgauze – Bagdad / CD

五月前半の散財。ハル・フォスター「アート建築複合態」は、アンソニー・マッコールについての分析があるようなので、読まないという選択はあり得ない。絓秀実「天皇制の隠語」は、もちろん表題論文に関心があったのだが、後半の万博に関する評論も面白そうだったので。Hannes Schupbach「Instants」は、ドースキーっぽいとされる未知の映像作家のDVD。試しに版元にオーダー。ムスリムについては、過去作品のダウンロード販売がBoomkatでも開始された。iTunesはボックス物が単純計算で高値になるのだが、9枚組だった「Box of Silk and Dogs」については¥14000もしており、かなり強気の値段設定になっていた。しかしBoomkatでは、同作は£18.99という良心的価格。と言う訳で、中古市場で高騰している上記2作品をダウンロード購入。あとの4作品はユニオンにて回収。

ところで、巷で評判のいいAlien Brains「It’s All History Now」については、先日のVODからのムスリムボックスのダメージが大きかったので諦めた。ポール・ヘガティ「ノイズ・ミュージック」については書店で小一時間立ち読みしたが、保留。言及するノイズ作家に偏りがあり、その多くは私の関心から外れたものを対象としているように思えた。また、ざっと読んだだけだが、TGを論じるのにバタイユを持ち出すのは分かるが、ジェネシスの批判を引いてパワーエレクトロニクスの極端な表現が、バタイユ的なタブーを陳腐化していると述べる箇所は若干疑問。加えて、ネオフォークについてはほとんど触れられておらず、その分析は薄い。だが、このような認識が、欧米圏でのこの辺りの音楽についての平均的評価であると、この著書自体をサンプル的に捉えるなら、それはそれで興味深いのかもしれない。