本日の散財

・塚原史 – 模索する美学 アヴァンギャルド社会思想史
・編:伊藤守, 毛利嘉孝 – アフター・テレビジョン・スタディーズ
・中村光夫 – 風俗小説論
・Experiments in Cinema v9.72 / DVDr
・Chris Marker – The Chris Marker Collection / BD, DVD
・Jon Mueller – Physical Changes (David Dinnell – Survival Is Not Mandatory) / LP, DVD
・Knotwork – 3×3 / 7″
・Muslimgauze – Nadir of Purdah / CD
・Muslimgauze – Armsbazzar / CD
・Manuel Göttsching + Zeitkratzer – E2-E4 Live / CD

研究費が取れなかったために色々な部分で持ち出しが続いていて、慢性的な金欠状態にある。それに加えて近頃は突発的に右肩を痛めて医者に行ったり(石灰沈着性腱炎というらしい)、一旦停止を見落としてお巡りさんに違反金を取られたり、バイクが動かなくなって修理に出したり、アーカイブ用のHDDが一杯になったので買い足したり、出費が重なる。しかし、最低限押さえておきたいものは押さえておく。以下、六月前半の散財。

まず書籍関係。「模索する美学 アヴァンギャルド社会思想史」は、塚原史によるアヴァンギャルド研究シリーズの最新作。出張帰りに八重洲ブックセンターで立ち読みしてみたら射程が広くて面白そうだったので、そのまま購入。「アフター・テレビジョン・スタディーズ」はマノヴィッチが目当てで購入してみた。社会学的な視点においてデジタル環境下の映像文化を読み解くのは面白いが、その一方で、そこからこぼれ落ちる可能性も多々あるような印象。中村光夫の「風俗小説論」は、「天皇制の隠語」における絓秀実の読解が面白かったので、ちゃんと読んでみたくなって購入。

次に映画関係。「Experiments in Cinema」は、知る人ぞ知るメキシコの実験映画祭のコンピレーションDVD。白黒コピーに手焼きのDVDrというチープな仕様ながら、7枚組というボリュームなので毎年欠かさず入手している。怪しいパッキングのためか、やっぱり税関で内容確認のために開封されていた…。マルケルのBD+DVDセットは、未入手の作品が複数収録されている模様なので、一応オーダー。Jon Muellerによる元素記号表レーベルからの旧作は、ずっと入手を後回しにしていた作品であり、同梱されているDavid DinnellのDVDが目当てでオーダー。昔、爆音実験映画祭オールナイトで観た記憶があるが、奇妙な作品だった。

そして、趣味の音楽関係。Knotworkは、Blood Axisのメンバーによるトラッドを演奏するサイドプロジェクト。ノイズ/インダストリアル的な部分は全くなく、まるでスティーライ・スパンを思わせるようなトラディショナル・フォークになっている。こういった伝統的な音楽の背景に潜む社会的なものについては、一度しっかり考えたい。Burzumのアンビエントな新作にも、相変わらず新古典主義的あるいは民族主義的なものは潜んでいる。このような傾向を近年の日本社会の状況と比較してみた時、そこにどのような異同を認めることが出来るだろうか。以下、Knotworkによる昨年のライブ。

今月前半のムスリム収集は2枚。そんなに珍しい作品でもないが、粛々と回収。ムスリムについては、スタールプラートから、また新譜がでるらしい(笑)。E2-E4については、こんなのが出ていたとは知らなかった。現代音楽系の演奏家グループZeitkratzerの無節操さはリスナーに対するウケ狙い的な所もあるけど、試聴してみたところ、このコラボレーションは普通に心地いい音楽になっていた。休みの日に家事でもしながら聴きたいね。

ところで、Vatican Shadowは現在巡回中のツアーに合わせてこんなカセットをリリースするらしい。これは何とかして押さえておきたい。

さらに明日(6月15日)は午前11時よりBoiler Roomによって、Vatican Shadowのライブも配信される模様(http://boilerroom.tv)。

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