相原信洋氏作品のデジタル化作業

先日、相模原にある東京国立近代美術館フィルムセンター分館にお邪魔して、相原信洋氏の現存するフィルムのチェックにご協力いただきました。相原氏の作品についての一連の作業は、科学研究費 基盤研究(C)「日本映像芸術の1960-1970年代:その歴史的全体像について」(研究課題番号:15K02184、研究代表者:阪本裕文)の助成のもとで行われています。相原氏の作品は、画・音ネガがセットで揃っているものもありますが、画ネガしかないもの、あるいはプリント(上映用フィルム)でしか残っていないものなどが多数あります。今回は著作権者の方のご理解のもと、科研費課題の枠内で、全てHDデジタル化する予定です。

阪本および知人の映画研究者らの数人がかりで映写機を回し、ラベルを貼り、イマジカに依頼するフィルムを選別するという大わらわな作業になりましたが、何とか時間内に完了しました。その後は、技術員の石川さんの案内で映画保存棟を見学させてもらい、保存のシステムについて勉強させてもらいました。今後も、科研費課題の進捗については、このブログでも報告していきたいと思います。

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ちなみに、フィルムセンター分館の向かいにはJAXAがあるのですが、「星のかがやきカレー」がお勧めです。JAXAに見学に行かれることがあれば是非。
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NPO法人戦後映像芸術アーカイブ(PJMIA)活動実績 (2014年度〜2017年度)

NPO法人戦後映像芸術アーカイブ(PJMIA)の、2014年度〜2017年度の活動実績をまとめました。
NPO法人活動実績(2014年度)
NPO法人活動実績(2015年度)
NPO法人活動実績(2016年度)
NPO法人活動実績(2017年度)

戦後映像芸術アーカイブの概要については以下の通りです。
http://pjmia.wordpress.com/organization-profile/

特定非営利活動法人 戦後映像芸術アーカイブ(PJMIA)
戦後映像芸術アーカイブは、戦後日本における非商業的な映像作品を復元およびデジタル化し、恒久的な保存と、公開および頒布などを行う特定非営利活動法人です。当法人は、その文化的な重要性にもかかわらず、立ち遅れていた日本の実験映画や記録映画、ビデオアートのデジタルアーカイブ化を推進するために、2014年1月に大学教員や美術館学芸員によって設立されました。

おもな提供先は美術館や上映会であり、著作権者と契約を結んだうえで、低い貸出料または無償にてフィルムやデジタルデータの貸し出しの代行を実施しています。また、活動のなかでネガフィルムやリバーサルフィルムが発見された場合には、東京国立近代美術館フィルムセンターへの寄贈に協力します。収益は法人税・事務費に充てられ、残った純利益は、今後の映像作品の復元およびデジタル化の作業費用に充てられます。なお、収益から報酬を受け取っている役員はいません。

現時点で戦後映像芸術アーカイブが保存している映像作品のフィルムやデジタルデータの大部分は、研究期間の終了した科学研究費成果物(科学研究費 若手B「戦後日本の映像芸術史1950~2000:松本俊夫の実験映画・ビデオアートを中心に」、研究課題番号:24720048、研究代表者:阪本裕文)の大学機関からNPO法人への譲渡によって成り立っています。

理事・監事
代表理事:阪本裕文(稚内北星学園大学教授)
副代表理事:足立アン(コラボラティブ・カタロギング・ジャパン ディレクター)
副代表理事:濱崎好治(川崎市市民ミュージアム学芸員)
監事:川崎弘二(音楽研究者)

なお、阪本が現在取り組んでいる科研費課題「日本映像芸術の1960-1970年代:その歴史的全体像について」のなかでは、相原信洋氏の現存する全作品のニュープリント作成およびデジタル化や、中島崇氏の『セスナ』の8mmから35mmへのブローアップおよびデジタル化などを進めています。

科学研究費 基盤研究(C)「日本映像芸術の1960-1970年代:その歴史的全体像について」(研究課題番号:15K02184、研究代表者:阪本裕文)
http://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-15K02184/

これらの成果物についても、連絡をいただければ著作権者の許可を得た上で提供することができます。科研費課題の研究期間は2017年度までですが、その後は戦後映像芸術アーカイブにおいて、その都度著作権者の許可を得ながら提供してゆく予定です。

(このエントリーは、フロントページに固定して、定期的に追記します。)